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2007/04/19 (Thu) 18:28
イイ話

帰宅途中、色々と買いだめておきたいものがあったので99円ショップへ行った。

その帰りに、向こうの横断歩道で見覚えのある顔がみえた。



ああ、あの子だ。

覚えているだろうか?



ずんぐりと太った体、角刈り。

あの頃のままの彼だった。

彼は福岡から東京へ引越しした時に、近所に住んでいて、

母親が「一緒の小学校に通うから」とのことで家に招待したのが

初めての出会いだった。

彼は不思議そうな物を見るようにポカーンと私を見ていた。

小学校での彼は、のんびりとしていてとても優しかったが、

ひとたび怒るとだれかれかまわずツバを「ペッ!」とはきかけ、担任も手を焼いていた。

しかもかなりの頻度で怒るのである。

そのせいで彼はクラスの反感を受けていた。

私のその中の一人だった。


修学旅行中、途中の店でおみやげを買うことになり、みんなと物色していた。

男子はペンダントだのネックレスだの、ケーキを買い、

女子はキーホルダーやシャープペンシル。

しかし彼だけはアンパンマンのおもちゃを買っていた。

「なんでそんなもの買うの?」と聞くと、

「妹にあげるんだ」と彼は嬉しそうに言った。

いつもの怒っている彼とはうってかわって、そのときの笑顔は忘れられないほど、幸せそうだった。


小学校を卒業し、一緒の中学へいくことになった。

新入生招集日の日体育館に集まり、彼は私の後ろの席にいた。

すると突然体育館の正面ドアから小柄の教師が駆けつけ、

彼に何かを話し、一緒に正面ドアから抜けていった。

それから帰ってこなかった。


入学式当日、彼が身体障害者学級へ入れられたことを聞いた。

当然のように一緒のクラスで学ぶと思っていたのに、

予想外の出来事で信じられなかった。

普通学級と身体障害者学級のクラスは遠く、

入学式以来彼とのコンタクトは絶えたまま別々の進路へ進んでいった。




目の前の彼は私を見て微笑んでいた。

「覚えてる?」と言うと、

「あ、ぢらさんですね」と返ってきた。

よかった、覚えていてくれたんだ。

それから一緒に話しながら歩いていた。

「学校はどこいってたんだっけ?」

「養護学校です」

「楽しい?」

「まあまあです」

語尾にです、ます、を付けたり、私の雑談にはい、はい、と丁寧にぎこちなく返事をしていたが、笑っていた。

それからT字路にさしかかると、

「じゃあ、ここで」と言い私とは違う方向へ行こうとしていた。

「あ、あれ家はウチの近くだよね?」と言うと

「あっちになったんです」と答えた。

私は彼に「じゃあまたね」と手を振った。

彼も笑顔で手を振っていた。




忘れていたかもしれないと思っていたのは私の独断で、

彼は忘れていなかったことが嬉しかった。

時が経つと家が代わったりもするけれど、

あのときの思い出はいつまでも変わることはないと

改めて実感することができた。

これからもまたどこかで久しい人と会い、

楽しげに会話をし、そして別れるのであろう。



また、話そうね。また、いっぱい喋ろうね。

君のこと、聞かせてね。


淡い橙に照らされたアスファルトの道の上を、

私は一歩一歩歩いていった。




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コメント

あー!!!
伏せてないよw

伏せた(^0^)/

あーっ!!!!111
タイトル変わってるし!!!

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