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2005/10/09 (Sun) 16:34
ゴールデンエクスプレス

今朝、おばあちゃんが死んだ。

大好きだったのに。

なんで・・・・ボクを置いていったの?

なんで・・・・・。

目から、水がでてくるよう・・・。


朝から夜までずーっと泣いてた。

おかあさんが心配してきてくれた。

でも、

ボクは無視した。

顔をおかあさんに向けられない。

顔がくしゃくしゃで真っ赤だったから。


ずっと、ずっと、おばあちゃんのことを思い出してた。

おしいれに、おばあちゃんが買ってくれたおもちゃがいっぱいあるんだ。

くまさんのぬいぐるみでしょ、ボクのほっぺたと同じ色のつみき、そしてこれは2ヶ月前のお祭りで買ってくれたきれいな万華鏡っていう筒。

万華鏡を見ていると、少しは悲しいのが収まる。


おばあちゃんのことで泣きつかれたから、すぐねむった。



遠くから、音がきこえるよ・・・・・?

なんだろう・・・・?

「ゴッゴッゴッゴッ」

それからボクの部屋にまぶしい光がたーっくさん差し込んできた。


窓から外を見てみると・・・

・・・・!

おばあちゃんが!

大きな大きな金色の列車を後ろにたってるよ!

「ぼうや、おいで」

おばあちゃんはやさしそうな笑顔でボクを手招きした。

ボクは、うれしくってうれしくって、外へとびだした。


おばあちゃんとボクは抱き合った。

そしておばあちゃんはボクをなでてくれた。

「かわいい、かわいいぼうや・・・」

「おばあちゃん!会いたかった!」

「そうかい、あたしも会いたかったよ・・・」

「ね、おばあちゃん!これからもずーっとずーーっとずーーーーっと一緒だよね!」

「ずっと、ずっと一緒だよ・・・」

「わーーい!」

とっても、とってもうれしかった!

「ぼうやに、この列車に乗せてあげるね」

おばあちゃんはそう言うと後ろの金色の電車を指差した。

「ほんとうに!?」

「ぼうやが喜ぶと思って、切符を2枚買ってきたんだよ。はい、こっちがぼうやの分」

おばあちゃんは金色の切符をボクに手渡してくれた。

「じゃあ、乗ろうか・・・」

「うん!」

ボクとおばあちゃんは手をつないで列車に乗り込んだ。

列車の中には、おじいちゃんとか、おにいちゃんとか、あと、ボクと同じくらいの女の子がいた。

ボクとおばあちゃんは、その人たちが座ってる近くの席に座った。

列車動き出した。

「ゴトン、ゴトン、ゴゴゴゴゴゴ」

窓の外を見てみると、

列車がおそらを飛んでる!

お星様がものすごくきれい!

おうちがあんなにちいちゃい!

「すごぅい・・・」


それから列車は雲の中へもぐっていった。

雲の中を進んでいくと、金色のおおきな、おおきな門が見えてくる!

列車が、近づくと、そのおおきなおおきな門の扉はゆっくり開いていった!

門の中は、まるで別世界みたいだった。

どこもかしこも金色で、星がいっぱいで、

とにかく、きれい、きれい、きれい!


「おばあちゃん、おトイレにいってくるからね」

そういっておばあちゃんは席を立った。


「じゃーんけーんぽん!あっちむいてほいっ」

女の子の声が聞こえてきた。

「うふふ、おじいちゃんの負け!」

「あれまあ、負けちゃったよ。」

そういえば、二人とも列車に乗るときにみたおじいちゃんと女の子だ。


いろいろ考えてたら、女の子がいきなりボクの前にきて、

「いっしょにあそぼ!ね!」

って誘ってきてくれた。

ボクは暇だったので、

「うん!あそぼ!」

って答えた。

おじいちゃんと女の子の席に向かった席に座った。

「じゃんけんぽんで、あっちむいてホイ、しましょ!」

「うん!」

それからしばらくあっちむいてホイで遊んだ。


おばあちゃんが戻ってきた。

「おやまあ、お友達ができたのかい?よかったねえ、ぼうちゃん。」

「うん!」

「みみこっていうの!よろしくね!」

「よろしくね!」


それから二人で列車のなかでかけっこしたり、

手遊びしたり、一日分くらい遊んだ。

おじいちゃんはこっくりこっくり寝ていて、

おばあちゃんはにこにこしながら僕たちを見ていた。


ゴトン

列車が止まった。

おじいちゃんが目を覚ました。

「いけない!降りなきゃ!」

おじいちゃんが言った。

「みみこちゃん!ボク!さようなら!」

おじいちゃんはそう言って、列車から降りていった。


さみしかった。

窓の外を見てみたけど、

おじいちゃんはいなかった。


「おばあちゃんと遊べばいいじゃない・・」

「そうだね!」

ボクは元気になった。


それから列車は進んで、駅で停まるごとに、人が降りていった。

誰もが寂しそうなかんじだった。


みみこちゃんは明るかった。

けど、駅が来るたびに、どんどんさみしい顔になってきた。



そして、列車が駅に停まった。

「あたし、降りなきゃ」

みみこちゃんが言った。

「え?」

「降りなきゃいけないの!」

「ボクも降りたい!ね、おばあちゃん」

おばあちゃんは黙ってた。

「あんたは来ちゃいけないの!」

「なんで?どうして?」

みみこちゃんは口ごもった。

「おばあちゃんがいるでしょ!」

「そっか。」

「じゃ、またね!」

またね、の「ね」の部分が弱かった。

みみこちゃんとは、もう会えないのかな。


それからおばあちゃんとお話した。

「おばあちゃんが買ってくれたくまさんのぬいぐるみ、とっても大事にしてるよ!」

「そうかい、ありがたいねえ・・・」

「あと、あと、つみきもとーっても大事にしてるの!」

「うれしいねえ・・・」

「万華鏡も、すっごくきれい!」

「ぼうやはいい子だねえ・・・」

おばあちゃんはそう言ってボクをなでてくれた。


列車は進む。

外はきれい。

駅で停まった。

おばあちゃんはだんまり。

列車がまた進む。



そして、列車が駅に停まった。

「ぼうや、あたし、降りなきゃいけないの。」

「そうなの?じゃボクも降りよう」

「だめなの・・・」

おばあちゃんは涙ぐんだ目でボクをなだめた。

「なんで?どうして?」

おばあちゃんは泣きながらいった。


「あのね、この列車は、天国へ行く列車なの。」


ボクはおばあちゃんの言葉を疑った。

「てんごく?おそらの?」

「ええ、そうよ。死んだ人だけがいく場所よ」

「じゃあ、おばあちゃんは降りちゃうの?」

「ええ、そうよ・・・」

ボクは怒りたくなった。

「おばあちゃん、ずっとずーっとずーーっと一緒だって言ってくれたじゃない!」

「そう、そうよ・・・ずーっと一緒よ・・・」

おばあちゃんの声はゆれていた。

けれども、やさしさがこもってた。

「うそつき!」

「ごめんね、おばあちゃん、降りなきゃ。」


おばあちゃんは外へ出ようとした。


「だめ!!」

ボクは手をつかんだ。


「だめよ!ぼうや!」

「行っちゃだめ!だめ!だめ!」


列車が走り出す。


おばあちゃんはボクの手を離した。


「おばあちゃん!おばあちゃん!おばあちゃーーーん!」

列車が走り出していった。

おばあちゃんは、みえなくなった。


列車は、いくつかの駅を過ぎたあと、ボクの家の方へ降りて行った。




あれから10年。

僕は15歳になった。

おしいれを見てみると、

おばあちゃんが買ってくれたおもちゃがほこりにまみれて残っていた。


隅に、ほこりにまみれた紙きれがあった。


・・・・

列車の切符だ・・・



おばあちゃんが、

「ずっと、ずーーと一緒だよ」

と言った意味がわかった。

僕がおばあちゃんを忘れなければ、

ずっと生きているということになるのだ。




おばあちゃん、これからもずーっと一緒だよ。
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