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2006/04/16 (Sun) 00:05
memo

ざわめく教室。


私は、このクラスで、

初めて担任を3年間受け持って、

多くの思い出をつくり、

たくさん笑った。


ああ、今日はこいつらが卒業か。

こいつらが「先生、ばいばい」って言うところを考えると、


今にも涙がこぼれそうだ。


今はそんなこと考えない。

―考えてはいけまい。

愛する私の生徒に、

今頃泣き顔を見せてどうする。

私は教師だ。しっかりしないと。

「さ、体育館へいくぞー並べー」

言うのが嫌だった。こんなこと。

しかし、口から滑り込むように出てしまった。


ざわめく廊下。

「並べー」

学級委員の今田が叫ぶ。

こいつは本当にやってくれた。

私は新任一日目の日に、学校内で迷ってしまったのだ。

出席簿をもってウロウロしているところに、

ちょうど今田がやってきて、

「どうなさったんです、先生?」

と尋ねてきたのだ。

私は理科室にいきたいのだが、と告げると、

こいつはすぐに私の手を引き

「こっちですよ」

と引っ張ってくれた。

本当にいい生徒だ。

クラスもまとめてくれる。こいつとは3年か一緒だ。


「先生、全員並んだよ」

考えふけっていた為、反応に遅れてしまった。

「ああ、行こうか」


体育館はやけにおめでたいムードでいっぱいだ。

着物を着た女教師。保護者。

紅白の幕。

吹奏楽の卒業生入場の演奏と共に、

私達は席についた。


長い校長の式辞。

いや、大人になった今でも、長ったらしいと感じる。

でも・・・

私の生徒をまだ見ていたい。

できれば、できればだけど。

もっと長く話をしてくれ、校長。


私の願いが届いたのかどうかはわからないが、

割と長めのスピーチだったと思う。

司会が言った。

「卒業証書、授与」

卒業証書授与では担任が個々の生徒の名前を呼び上げねばならないのだ。

もしかしたら、

泣いてしまうのかもしれない。

悲しみがこみ上げて。

だが・・・彼らのせっかくの門出を、教師の私が泣いてはどうだろう。

しっかりせねば。

「1組」

私のクラスは3組。この学校の3学年は3クラスしかないので、私のクラスが最後だ。

「佐伯 浩二」

「はい」

「飯島 飛鳥」

「はい」

1組の生徒の名前が淡々と読み上げられてゆく。

「2組」

1組が終わり、2組が始まった。




めもおわり
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